さぁ「偉大な普通」を取り戻そう。僕らは「普通」をとうに忘れている

施術時間は短い方が優秀か否か

【初めに】当HPの内容は全て院長個人の見解である事をご了承下さい。私自身が臨床を通して見てきたモノをお伝えしています。

【患者様からの質問】

Q:「施術時間は短い方が優秀なのか」

A:「そういう訳ではありません」

【解説】

施術時間は短い方が優れている、長い場合は「自信が無いから」という理論が一般化していますが、流石に「こじ付け」が過ぎると思います。

「短時間施術=優秀」という方程式が成り立つ場合、手抜きをした方が優秀という本末転倒が起こります。検査をかなり省いた関節矯正もそうです。

これは業界で既に起こっている問題だと感じています。

そもそも院ごとに「目的」が全く異なりますので「対処療法」を目的とした院と「根本療法」を目的としている院では検査・施術の工数が全く違います。要は「施術に掛ける手間」が全然違うのです。

飲食で例えるとわかりやすいです。

業務用の出来あいスープを使う場合と店で出汁を引く場合の違いです。これはどちらが正解ではなく「選んだ道が違う=価値観が違う」という事です。

提供しているモノが全く違うので「提供時間」で優劣が定まるモノでは無いのです。